このところ連日、お目にかかる中国の姜瑜報道官に目を向けたコーナーが興味深かった。MCみのもんたは「姿勢がいいですね。マイクの前に立って記者団をギロっと一瞥して、とうとうとお喋りになる」と感心の様子。
外務官僚を養成する超難関校の北京外交学院英語科を1986年卒業で、恩師は「姜瑜はあまり喋らず、性格は内気で、とても勤勉だった」と話す。
注目を集めるようになったのは、去年(2009年)、スペインの新聞が催した「世界で最も美しい政治家」のインターネット投票で、中国からただ1人、58位に入ったからだそうだ。ちなみに、1位は青森・八戸の藤川優里市議。「美人すぎる市議」である。
4年間同じ服で出演なし
番組スタッフが調べたところでは、彼女が報道官になった2006年以降4年間、同じ服で会見に登場したことはないという。すべてオーダイメードで、給与とは別に洋服代を支給されているとのこと。「中国の顔」ならではの待遇だろうか。報道官は「出世の登竜門」といわれ、将来的には副部長(外務次官)、外交部長(外務大臣)も狙える超エリートコースらしい。
コメンテーターの与良正男(毎日新聞論説副委員長)が「何か質問されてオロオロする人が多い国と、絶対に外さない国と、どちらが幸せかということはある。ちょっと外し過ぎの感じがしますけどね、わが国は」と結んだ。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト