北朝鮮の金正日総書記の三男、金ジョンウン氏が軍や党で続々と偉い肩書を付けだし、正日の後継者になることが濃厚な情勢らしい。それを契機に、当国はいざしらず、対岸の国のテレビ番組はにわかに北朝鮮フィーバーの様相である。ひさしぶりに北朝鮮のアナウンサーがフィーチュアされ、「平壌の様子」を伝える映像(アントニオ猪木による)もてんこ盛り。
ギネス認定のマスゲーム見物
番組司会の小倉智昭はみずから北朝鮮観光ツアーをご紹介に及んだ。目利きオグラが言うことには、「いまの北朝鮮を見ておきたいって人はかなりいると思うんですよね」
「いま」の北朝鮮観光にはかなりの潜在的需要があるらしいのだ。ある旅行会社が主催するのは、ギネスも認定する世界最大規模のマスゲームを楽しめるアリラン観覧ツアー2010。お値段は5日間で約20万円ほどである。
「いまのうちに(北朝鮮を)見ておきたい気持ちは若干あるよね」
オグラは他の出演者に水を向けたが、「だったら、韓国に行きたい」(真鍋かをり)など、スタジオではツアー参加希望者は現れなかった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト