東国原不出馬「もう1期やるのが責任ある為政者」(三重県元知事)

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   東国原英夫宮崎県知事(53)が2期目の出馬しないと発表した。「知事としての限界を感じてきた。この国のシステムを変えることが中長期で見る場合、宮崎県のためになる」と、不出馬の理由を語った。県のトップセールスマンとして奔走、また、鳥インフルや口蹄疫の処理に忙殺された疲れもあったのではあるまいか。

「口蹄疫」復興これから

   コメンテータ-の北川正恭(早稲田大学大学院教授、元三重県知事)は「4年やって、新しく具体的なことをもう1回やらなきゃという時になって、難しいなという彼の感覚だと思う」と推し測る。三重県知事を2期やった北川は、「首長の多選は禁止するべきだが、1期でやめるのはもっとダメ。口蹄疫の問題は収まったが、これから復興が始まる。帰結を見届ける責任が為政者にはある。もう1期やるべきであったろう」と言った。

   今後については、国政への転身、都知事選への出馬が取りざたされている。八塩圭子(学習院大学特別客員教授)は「国政に興味がある気がする。近いうちに解散、総選挙があると考えているのでは」と見る。さらに、八塩は県民の支持率が圧倒的だったことに触れ、「次の人はやりにくいでしょうね」と口にすると、北川が「逆のことも言える。東国原知事には旧来の体制を叩くミッションがあった。次はじっくり落ち着いてもう1回安定させる。やりやすい面もある」と語った。

   MCみのもんたが「もう1期やってほしかった。おいしいマンゴーを送ってくれなくなっちゃう」とジョークをとばして締めくくった。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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