10月1日からタバコが値上がりする。それも上げ幅100円 以上と半端じゃない。最高は300円が440円 だという。しかし、「ふざけるな」という声はあまり聞こえず、買いだめに走るというのだから、日本人はなんと従順な……。
番組アンケート「禁煙する48%」「やめない52%」
「100円というのはねぇ」「極端すぎる」「不満だけどしょうがない」 街の声はあきらめの色が濃いが、「これを機にやめようか」という人、「1000円になっても吸うよ」という人と様々だ。
この値上げ、税金が上がる部分と、売り上げが落ちるのを見越して上げる部分とがあるのだそうだが、番組が行ったアンケートでは、「吸い続ける52%」、「禁煙する48%」とほぼ半々だ。
両者に共通しているのが「買いだめします」。やめる人も買いだめして、なくなったら禁煙ということらしい。
松尾貴史(俳優)「やめるタイミングは自分で決めると」(笑い)
その買いだめがまた凄まじいことになっている。10カートン、20カートンは珍しくなく、家族の分も含めて50カートンとか、中には150カートン45万円というのもあったそうだ。ある店では日に300カートンを売ったそうだ。
この日(27日)の出演者の中では、唯一の喫煙者、田中喜代重(弁護士)は、「買いだめしないで、そのまま。これまでは100円玉で済んだのが、10円玉も用意しないといけないからめんどくさいな」(笑い)
鳥越俊太郎(ジャーナリスト)は「ボクみたいにがんになった人間からいわせると、明らかにがんになる可能性が高いのに、わざわざがんになるのはやめた方がいい」
田中「まあ、ご意見としてはうかがって…」(爆笑)
JT「賞味期限は10か月」
ここで、水曜レギュラーの森永卓郎(経済アナリスト)がビデオで登場。「ライフスタイルの多様性を認めないという政策。イジメだと思います。格差社会の助長はやめろ! 民主党は弱いものへの目配りをするといって政権とったのに、真逆のことをやってる」と怒ってみせた。
森永は20歳から吸い始め、現在は1日に2箱(40本)。80年には日本専売公社(現JT) に入社しており、「タバコは食べ物と一緒で、ないと生きていけないもの」と言っている。すでに110カートン(38万5000円)を購入済みだという。
しかし、タバコにも賞味期限はあったはず。森永はこれを「冷凍」で切り抜けるといい、それも急速冷凍庫で保存すると、一生分でも大丈夫だと豪語している。ただし、年間の維持費は7万円だと聞いて、スタジオは爆笑になった。
赤江珠緒キャスター「新しいの買った方がいいじゃないですか」
小木逸平アナがJTに聞いてみたところ、賞味期限は10か月、メンソールは7か月で、冷凍効果は解凍時に水分が飛びパサパサになる。急速冷凍は「やった人がいないのでわからないが、あまりお勧めはしない」という答えだった。またまた、大笑い。