特捜検事の証拠改ざんにワイドショーも仰天の1週間

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<今週のワイドショー通信簿>「郵便不正事件」で、厚労省元局長の無罪判決で浮き彫りになった検察捜査のずさんさに呆れたワイドショーを、今週はさらに愕然とさせる仰天ニュースが飛び込んだ。この事件を担当した大阪地検特捜部の主任検事が、捜査資料のフロッピーディスクを書き換え、証拠隠滅容疑で逮捕されたのだ。

   朝日新聞のスクープを受ける形で「スーパーモーニング」(テレビ朝日系)が先行。21日(2010年9月)の番組で「『郵便不正事件』フレームアップ…主任検事が自宅パソコンで押収資料改ざん」と伝えた。この検事はその日のうちに逮捕され、翌日からはどんな人物だったのかに注目が集まった。「初めにストーリーありき『特捜体質』が生んだ前田検事」(日本テレビ系「スッキリ!!」)、「逮捕検事『特捜エース』とは笑わせる!本当の顔は『でっち上げエース』」(TBS系朝ズバ!)と、逮捕検事の捜査ぶり、取り調べぶりが取り上げられた。

   この証拠改ざんを地検上層部も早くから知っていたことが明らかになると、「『証拠FD改ざん』大阪地検の組織ぐるみ濃厚 『トカゲのアタマ』逮捕できるか」(スーパーモーニング)、「証拠改ざん検事『FDに時限爆弾』は弁護側陥れる仕掛け」(朝ズバ!)と追求の対象を広げていった。

   最高検察庁は改ざん検事の逮捕・起訴、上司らの処分で幕引きを急いでいるようで、これにどこまでワイドショーが食いつけるか、けだし見物である。(テレビウォッチ編集部)

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