「証拠FD改ざん」大阪地検の組織ぐるみ濃厚 『トカゲのアタマ』逮捕できるか

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   大阪地検特捜部の検事・前田恒彦が、郵便不正事件で押収したフロッピーディスク(FD)を改ざんした証拠隠滅の疑いで逮捕された。この事件を「教えて」コーナーで取り上げた。特捜部の捜査とはいったい何なのかというわけだ。

   地検特別捜査部、通称特捜部は政治家がらみや大型経済事件を独自に捜査できる大きな権限をもっている。元検事の大沢孝征(弁護士)がコメントを寄せて、「事件が起きる前から動き始めることがある。その時は当然、筋道をたてる」

   これに大谷昭宏(ジャーナリスト)がこう付け加えた。

「(はじめに筋道を想定するのは)われわれの取材でも同じ。ただ、思った通りではないときは、ゼロから組み立て直す。それをできない人が出てきた。筋道に合わせて、とくに証拠をいじったら何でもできる。懲戒免職だけではすまない」

報告受けながら調べず

   FDは改ざんされたあと、なぜか返却されている。問題はその意味だ。前田容疑者が同僚に「時限爆弾を仕掛けた」と言っていた。

   山口一臣(「週刊朝日」編集長)「時間が経って爆発するというのは、弁護側から出てきたとき、検察に有利になると考えたということではないか」

   大谷「組織ぐるみは間違いない。重要証拠のFDを郵送で上村被告の自宅へ送るなんてバカな話はありえない。弁護団が証拠申請してくると思っていたのでは…。FDの改ざんは朝日新聞が専門家に解析してもらってわかった。検察は(改ざんの報告を受けていながら)それすら調べていなかった」

   赤江珠緒キャスター「改ざんの事実を弁護側にも伝えないのはあまりにもアンフェアですよね。 何の問題意識もない」

   山口「背景を考えると、自分たちに都合のいいような調書のねつ造を散々やってきたことがある。事件はその延長上にある」

   小木逸平アナは「まずいことやったと報告した人もいる」

   山口「あれは、(前田と)仲が悪い人」

   大谷「1人のトカゲの尻尾切りで終わらせるのか。公判中、担当検事たちは裁判長から怒られている。『いい加減にしなさい。最高裁の判例も知らないのか』と。最高検が関わった全員を逮捕すれば本気だなといえる」

   ここで、ナゾ解きのWコ ロンが登場。「改ざん」とかけて、「広島の名産が養殖から天然物に」と解く。そのこころは、「カキ変えます」 パチパチ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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