イチローが10年連続200安打の「大偉業」を成しとげた。ことし(2010年)の200本目はお得意の内野安打ではなく、センター前のクリーンヒットだった。
敵地トロント、しかも平日のデーゲームとあって観客は少なかったが、スタンディングオベーションの祝福に、ヘルメットを振って応えた。
「(ローズの記録)ぜひ超えてあげたい」
10年連続は前人未到である。ピート・ローズも200安打以上を10回記録しているが、連続ではない。偉業達成後、イチローが共同通信に答えたというコメントを高畑百合子アナが読みあげる。
「(ローズの記録は)ぜひ超えてあげたいと思いますね。(投手有利の時代にも)僕の中にオプション(選択肢)がある。対応の引き出しが幅を生む」
相変わらずの「マイペース談話」だが、来年も200安打を目ざすということか。
番組が流す10年前の映像を見たMCみのもんたが、「変わってないね、体形も顔つきも目つきも。すごい」と感心する。コメンテーターの吉川美代子(TBS解説委員)は「内助の功ですね」と、元TBSアナの弓子夫人を称えた。
なによりも10年間ほとんど故障なくハイレベルなプレーをファンに見せ続けた努力に頭が下がる。所属チームが今シーズンも低迷しているのが残念だが……。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト