「呼んだ日本の会社もあるわけでしょ。何を考えているんだという気がしませんか」
キャスターのテリー伊藤が甘ったれ芸能人とその取り巻きのケジメのない姿勢に厳しい疑問を呈した。お騒がせタレントのパリス・ヒルトン(29)のことだ。米ラスベガス地裁で20日(2010年9月)、コカイン所持の罪で禁固1年、執行猶予1年の有罪判決を受け、社会奉仕活動200時間も義務付けられたばかり。
ところが、判決を言い渡された直後に飛行機に飛び乗って日本に向かったが、東京入国管理局の入国許可がおりず、成田で足止めを食らった。
「NEWSッス!」コーナーの大竹真アナによると、足止めされたのは、日本が薬物犯罪で有罪判決を受けた人物の入国を厳しく制限しているため。東京入管は22日にも正式に入国拒否をする見通しという。
コカインで禁固1年
パリス・ヒルトンは22日に東京・六本木で行われるファッションイベントで、自身のブランドの秋冬物新作発表の予定だったが、その発表会も中止となった。
テリー「ファッションは夢を売る商売。裁判所で有罪判決を言い渡された時点で(入国拒否は)予測できたのに、その足でいきなり飛行機でやってきた。(呼んだ方も)いつまでもパリスに頼っていて、なんだかなーって感じですよ」
ロバート・キャンベル東大教授「ナメてる感じがしますよ」
大竹は「前から(日程が)決まっていたということもあって…」とパリスを弁護したが、テリーはそこが甘やかしとばかり、「関係ないじゃないですか、日本人が裁判終わってその足でファッションイベントに行きますか。日本では誰も許さないじゃないですか」
もっとも、芸能人ネタのウエイトが高い朝のワイドショーも芸能人の甘やかしに一役買っている面は否めない。