茨城空港や本格国際化した羽田空港に、世界の格安航空会社(LCC)が続々乗り入れ。羽田・クアラルンプール間を結ぶ路線を新設した「エア・アジアX」は、一部座席のキャンペーン価格で片道運賃オドロキの5000円だという。
安全・サービスちょっと心配
安いのはいいけど、安全面――機体やパイロットの品質や管理など――は大丈夫なのかと、コメンテイターの高木美保は気にかける。司会の小倉智昭は「燃油サーチャージ込みなの(5000円に込みだそうである)」、「ブランケットが高い。買い取りで1000円。ペラペラじゃないの」とサービスとカネを細かくチェックする。
「ボクは正直、いまは(LCCに)乗りませんけど」と、カネとサービスにシビアな小富豪・オグラは順当な結論を出した。だが、話の続きがオチだったのである。
「『とくダネ!』が終わったら、すぐ乗ると思います」
そう言うと、小型犬のようにラブリーで卑屈な笑顔をひとしきり浮かべた。
このごろ、オグラは番組内で自身や「とくダネ!」の近未来について、らしくない弱気な自虐的発言を連発している。外では今夏のしつこい日差しがようやく弱まりつつあるが、テレビではオグラのとくダネ!帝国にも少々落日の兆しが感じられる今日この頃ではある。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト