63年前にも作られた電気自動車「最新型」より乗り心地いい?

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名称は「たま電気自動車」

   その電気自動車で、63年前に日産が作ったものがあった。横浜の日産グローバル本社ギャラリーに修復されて、実際に動く状態のものが展示されていた。これが見物だった。

   なによりも、スタイルがいい。かつてのダットサンよりも一段とクラシックで、ワイパーは1本、方向指示器はなつかしや腕木式だ。レポートの高木千晴がもう大喜び。

   「たま電気自動車」という名前で、1947年(昭和22年)に、当時ガソリンが不足していて、電気には余裕があるというので作ったらしい。当時25万円で売ったというから、とんでもない値段だ。それでも1000台売れたそうだが、その後ガソリン事情が良くなって、50年に生産中止になったという。

   1回の充電で、時速35キロで65キロ走ったそうだ。どんな電池を使っていたのか。車体は木骨鉄板張りで、部品類もなかったため、修復には苦労したらしい。

   しかし、その結果ちゃんと動くようになっていて、試乗した高木は、「座席の中身はワラです」といわれて「座り心地がいい」と大喜びだった。このクラシック電気自動車は、27日まで同ギャラリーに展示されているが、早くも「欲しい、かわいい」とマニアに人気なのだそうだ。リーフ発売のPRにもなりそう。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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