アリスは東京をウイルスから救えるか…シリーズは新たな展開

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配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

バイオハザードⅣ/アフターライフ>Tウイルスの蔓延により、人類のほとんどがアンデッド化した世界。感染爆発はいよいよ日本にも押し寄せ、渋谷のスクランブル交差点のひとりの女性から東京中が汚染されていく。

   アンブレラ社に宣戦布告をしたアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)の戦いは、東京から始まっていた。再び行動を共にするクレア(アリ・ラーター)やロサンゼルスの監獄で出会うクレアの兄・クリス(ウェントワース・ミラー)など、新たな仲間とともに、アリスたちは人類最後の希望である「アルカディア」を目指す。

   はたして襲いかかるアンデッドやアンブレラから逃れ、無事アルカディアにたどり着くことはできるのだろうか―。

3D映像の迫力、スピード感も見どころ

   カプコンの人気ゲーム『バイオハザード』シリーズから生まれたこの映画もすでに4作目。いよいよ物語は佳境に入ってもいいころだが、まだまだそんな気配はない。

   むしろ「ターミネーター4」のように、新たなシリーズの序章に過ぎないようだ。原作で人気の高いキャラクター・クリスが登場し、2作目で消息不明のままとされたジルが再登場するのも、これから新たな展開が始まるということだからだろう。

   なかなか見えてこないアンブレラの陰謀。謎が謎を呼びながら、結局、解き明かされないままの展開は物足りなく感じるが、ここは素直に次回作へ期待するとしよう。『人間』のアリスが今後どう戦っていくのかも楽しみである。

   1作目でメガホンを取ったポール・W・S・アンダーソンが監督に復帰。最新鋭の高性能カメラを用いて、シリーズ初の3D映像に仕立てた。昨年から急速に普及した3D映画も、多くは撮影後に3D仕様に編集しているが、この映画は「アバター」同様、3D専用技術を使っているため、クオリティーの高い映像で楽しむことができる。巨大な斧がこちらに向かって飛んできたりすると、思わず避けてしまうほどだ。

   3D以外にも色や速さを生かした洗練された映像は必見。視覚的に楽しめる映画なので、アトラクション感覚で見に行ってみるといいかもしれない。

巴麻衣

おススメ度☆☆☆

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