「使い捨てコンタクト使ってる方?」と訊く森本さやかアナに、「はい」と答える司会の小倉智昭とコメンテイターの真鍋かをり。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの「ワンデー アキュビュー トゥルーアイ」の一部ロット製品で、製造工程の不具合により希釈剤が残存。角膜潰瘍など健康被害の報告が多数あり、回収中というお話である。対象製品は2010年4~9月に流通した約10万箱で、現在5万箱が未回収だという。
放送10分後に慌てて訂正
「いま付けてるやつ大丈夫かな」
同製品使用者の真鍋が不安がる。しかし、番組で対象とされたのは、外箱側面が「BC9.0、D(度数)-1.00、LOT492248」のモノのみ。「マイナス1だけ? ああ、なら大丈夫。よかった」と真鍋。
「(度数が)7とか6の人は平気ってことだよね」と念を押すオグラに、「はい、この番号(の組み合わせ)だけ覚えてください」と森本。
ところが、それから10分たって、番組は情報を訂正した。どうしたことか。番組はメーカーのホームページに対象製品の「一例」として記載されていた写真http://acuvue.jnj.co.jp/corp/news/n0003.htmを、対象の「すべて」と勘違いして伝えてしまったようだ。実際には対象の度数、ロット番号は多岐にわたる。真鍋は安心してはいけなかったのだ。
「(正確な情報は)ホームページをチェックして下さい」と森本。なんともお粗末で有害な「回収」協力となった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト