受託収賄罪などの罪に問われた衆院議員の鈴木宗男被告の有罪が確定した。これにより、議員の座は失い、1年半の間、収監されることになるそうだ。
「この結果を受けて、こうコメントするのもナンですが――」と進行役の長谷川豊アナ。取材などを通じてムネオと話したことのある長谷川は、「どちらかというと大変好感の持てる議員だった」と振り返る。
一時、疑惑の○○とか、ドーカツ癖などが騒がれ、悪者視され、有罪のムネオだが、最近は好好爺風でもある。地元では相変わらず感謝と支持の声が大きいという。
内容証明で脅された
はたしてムネオは「いい奴」なのか、「悪い奴」なのか、それとも「本当はいい奴」なのか。視聴者的に手早く、簡単に分類できない、なんとももどかしい、収まりの悪い存在ではある。
コメンテイターの福田和也・慶応大学教授は問題をさらに複雑にした。ムネオ官房副長官時代に、埼玉・所沢で農作物のダイオキシン風評問題が持ち上がり、売れなくなった農作物を自衛隊で買い上げようとムネオが提案した。
それに対して、「自衛隊員にはダイオキシンが入ってるかもしれないものを食べさせて良いのか」という趣旨の文章を福田が書いたところ、ムネオから内容証明が送られてきたという。
「内容証明を送りつけて脅してる印象で、そんなに好感持ってないんですよね」(福田)
文
ボンド柳生