鈴木宗男衆院議員(62)が被告人であることを改めて思い出させてくれたのが、「近く実刑確定へ、議員失職・収監へ」のニュースだった。あっせん収賄など4つの罪に問われて1審、2審で有罪判決を受けたが、無罪を主張して上告したが、最高裁が退けたのである。
臨時国会始まると難しい
進行役の久保田智子アナがコメント陣に感想を聞いた。
北川正恭(早稲田大学大学院教授、元三重県知事)は与党が被告人を衆院外務委員長に推したとし、「それがいったいどうなるのか。今後の議論になる。もう1つ25年永年勤続の表彰もあった。これも国会の権威にかけてどうするのかの議論が出てくる」と言う。
三屋裕子(スポーツプロデューサー)は「強大な権力を持っている人がそれをどう行使するかは、その人のインテリジェンスの現れ。もうそろそろ利益誘導型の政治はおしまいにしなければいけない、という1つの象徴」と話す。
久保田が「代表選の最中で、タイミングが政治的ではないかと指摘する人もいる」と振ると、北川は「最高裁では政治的な判断はないと思う。代表選が終わって臨時国会が始まるとなると、この間でしかできない事情があったと思う」と語った。
公職選挙法により、刑期を終えた後も5年は立候補できない。国会に戻る日は来るだろうか。
文
アレマ