民主党代表選でどぶ板選挙を展開する小沢一郎前幹事長が4日(2010年9月)、ネット動画サイトの「ニコニコ生放送」にまで出演したという。司会をつとめた政治ジャーナリストの角谷浩一が、「とくダネ!」という生放送テレビ番組で、他番組を振り返っていた。
自民支持者多いなか…
角谷曰く「もともとインターネットのユーザーは自民党支持者が多い。民主党の議員が出てくるとあまり評価されない」なかで、今回のオザワの評判は「そうでもない(悪くない)」のだという。
「ネットには自民党支持者が多い」のかどうか、リアル比でどれほどの違いがあり、またそれを如何にして検証すべきかといったことも含めて、喧喧囂囂のセンシティブな問題ではある。
スタジオではコメンテイターのピーコが声を出さずに「そうなの?」という口の動きで隣のコメンテイター夏野剛・慶応大学特別招聘教授に聞き、夏野が首をタテに振る動作が画面に映っていた。閑話休題。
オザワはトレードマークの仏頂面や「その質問は不勉強だね」といった威圧的な態度を封印し、どんな質問にも嫌な顔をせずに答えた。視聴者からオザワへのネガティブな声は少なく、ニコニコのスタッフも放送前はオザワにびびっていたが、終わると「(オザワは)いい人なんですね」と好印象を語ったそうな。
一方、番組が伝える各種世論調査などでは、オザワの評価は相変わらず低いまま。なんだか「ネットで人気」だったある元首相を思い出させるスプリットな状況だ。
文
ボンド柳生