<24時間テレビ33「愛は地球を救う」(8月28日午後6時30分~29日午後8時54分>年中行事ということで大盛り上がりでしたけれど、まあ、見たいような見たくないような……、なんと言ったらいいんでしょうか、この手の感動の大バーゲンはそろそろ終わりにしていいように思いましたけどね。
チャリティーという大義名分があるから、テレビ局の評判を高めることはあっても損なうことはないですし、視聴率もいいですから、まだまだ続けるんでしょうが、24時間マラソンを走ったからって、いったい何なんでしょう。
「おなじみさん」登場というのはいかがか…
3回目のメインパーソナリティーということで、「TOKIO」がオジさんになりきって落ち着いてやっていましたね。彼らもまもなく40歳ですから、これでいいと思います。周囲がオーバーヒート気味のなかで、ちょっとホッとする瞬間でした。
もう1人、徳光和夫アナは第1回目から連続出演だそうですが、他の番組ではそれほどいいとは思えないんですけど、「24時間テレビ」になると生き生き溌剌していて、さすがベテランの味です。
面白いと思って見たのは「高校生ダンス甲子園」。優勝した栃木の2人組は「軟体マリオネットダンス」といっていましたが、操り人形と人形遣いをそれぞれが踊り分ける発想が新鮮で、若い人の柔軟なアイディアと体力に感心しました。
盲目の少女のトライアスロンというのもありました。一昨年は「津軽海峡横断リレー」に参加するもリタイア、昨年は泳ぎ切り、3回目の今年はマラソンと自転車も組み合わせてトライアスロン挑戦というわけでした。とても可憐で頑張り屋のところは素直に感動できるのですが、「おなじみさん」というのはこういう番組ではどうなんでしょうか。制作サイドに「あんまり売るなよ」とひとこと言いたくなるし、まさか来年はもっとハードなことやらせようなんて考えていないだろうなと、念押ししたくなりましたよ。
それにしても、「24時間テレビ」といいながら、実際は24時間どころではありませんでした。前あおりで放送の何日も前から番組宣伝を繰り返し、放送翌日もワイドショーで取り上げ、はるな愛の特番もやるなど、4日間ぐらいおいしくやっていました。かなりの制作費ですから、そうでもしないと元が取れないというわけなんでしょうか。
番組に ありがとうって 言えるかな