三反園訓(テレビ朝日解説委員)の「永田町トリビア」コーナーは、民主党代表選挙の裏側を取り上げた。菅、小沢両氏のイメージ解析だ。これまでの代表選の成績は、小沢は3戦全勝。対して、菅は3勝4敗で「勝負負勝負負勝」。このパターンだと、次は「負」となるのだが…。
借家も引き払うわけにはいかない
小沢は「勝てると思った時しか出ない。やむをえないと腹を決めたらパワーを出す。天命だ」(平野貞夫・元参院議員)
菅は「党内選挙は弱い。彼もわかっている。市民の常識からはずれられない」(江田五月・前参院議長)
三反園がこんなコメントを紹介する。
「小沢さんは自民党・田中派時代から権力闘争に慣れている。強そうなイメージをもっている。市民感覚では菅」
菅のいちばんの側近というか、家庭内野党の菅伸子夫人がそう言っているというんのだ。その伸子に三反園がこんな話を聞いてきた。
まず、「最近の頭痛のたね」を三択で―
「公邸が広すぎる」「自由に出歩けない」「借家を引き払えない」
答えは「借家を引き払えない」
理由は「いつまで(首相公邸暮らしが)続くかわからないから」(笑い)だそうだ。
では、伸子が公邸に持ち込んだものは? 「本の類い」「調味料」、そしてもうひとつ…。答えは「夏物の衣類だけ」
これも代表選の結果次第で、秋ものはいらなくなるかもしれないからというわけだ。
街の声はOKどっち?「上司にするなら」「結婚するなら」
そして街で緊急アンケート。
「小沢(O)・菅(K)。あなたならどっち」
まず「結婚するなら?」
街の声は小沢は「ふてぶてしい。陰でなにやってるかわからない」「亭主関白そう」「圧倒されそう」。菅は「操縦しやすそう」「庶民的。まだハンサム」
結果は圧倒的に菅の勝ち(50人中小沢は3人だけ)。
森永卓郎(経済アナリスト)「見た目でも菅さんの勝ちでしょう。(私が女だったら)小沢さん。修羅場をくぐった人は小沢さんを選ぶ」(笑い)
落合恵子(作家)は「修羅場はくぐってないけど」と小沢。
次は「上司にするなら?」
「菅さんはぶれそうで、小沢さんの方が」「菅さんは貧乏くさい」「小沢さんはボーナス沢山くれそう」「菅さんは人の話を聞いてくれそう」などなどで、これは両者伯仲。
小木逸平アナ「社長にするなら、と聞いた方がよかったかも」
3つめの設問は「官僚にとって嫌なのは?」
40対10で圧倒的に小沢だった。「政治の裏も表も知り尽くしているから」
しかし、菅にも「薬害エイズのときの実績」がある。
「課題を実現できるのはどちら?」という質問には、小沢38%、菅42%、どちらでもない20%だった。
三反園「総理大臣になる要件は、経験からいうと見た目です。ハンサムというんじゃなくて雰囲気。この人ならやってくれそうだという」