「なんとか日本になじもうという姿勢」(笠井信輔アナ)が強く感じられたアルベルト・ザッケローニ・サッカー日本代表新監督の記者会見。
「日本に住んで試合だけじゃなく、選手の練習もしっかり見たい」
「私はきのうから日本人になったつもりでいます。次の会見は日本語でやります(軽くニヤリ)」
「好きな日本語はブルーサムライ」
いかにも郷に入り、郷に従いますといった感じである。 番組でも、笠井はじめ、とりあえず歓迎・祝賀の好意的雰囲気で伝えていたが、小倉智昭キャスターに限っては、はじめからそんな社交辞令的あいさつは抜き。会見VTRを見終わると、リアルトーカー・オグラは開口一番「(ザックの発言は)取って付けたようだね」と辛口批評。
「日本に来たのは、イタリアにいても声がかかんなかったからじゃないの。ACミランをやってたころはよかったけど、その後はことごとく失敗してるんですよ。そうじゃないと、あれだけの監督がかなり安い金額で日本に来るかっていう――」などと、監督手腕にも疑問を投げかけていた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト