「小沢vs菅」激突から一転、トロイカ体制だという。接着力のなくなった両支持派を無理にくっ付けようと見苦しい醜態を演じているのは、表舞台を去ったはずの鳩山前首相。
「いったいどうなっているのか」と『NEWSッス』コーナーで取り上げた。
会長、社長、副社長を順番に
30日夜行われた鳩山・菅会談後、鳩山前首相はこう言った。
「これまでトロイカ体制でやってきた。その原点に立ち戻り挙党体制を築くことが大変重要ですから」
脱小沢を固持していた菅首相が呼応して、「この党が政権に辿り着くに至ったのは、鳩山前首相や私を含め、小沢さんの自由党との合併のなかでここまで来た。私も異論はないと申し上げた」
菅は代表選で小沢前幹事長と戦っても勝ち目がないと思ったのだろう。内心忸怩たる思いがあったのか、たどたどしい首相のコメントだった。
ここでスタジオの「床屋政談」
司会の加藤浩次「脱小沢でみんなが一致した形だったのに、また戻るのは何なのこれ?」
ワタミ会長の渡邊美樹は「トロイカ体制と言ったって、会社でいえば会長、社長、副社長が自分たちの権力を保持しようと、順番にやっているのとまったく変わりないですよ」と切り捨てた。
トロイカ体制とはいったいどんな体制なのか。小沢は代表選出馬を取りやめるのか。今日31日に予定されている「小沢・菅会談』の中身次第なのだという。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト