MCみのもんたが「冗談じゃないという気持ちが強い。徹底的に解明を進めてほしい」と怒る毎日新聞の記事を井上貴博アナが伝える。
原資は公金の立法事務費
政党には組織対策費なるものがあって、主な原資は国から支出される立法事務費だ。井上によれば「政党の機密費」ともいわれているが、小沢一郎代表時代の2006年から08年にかけて、民主党本部から財務委員長あてに22億円を集中的に支出、その使い道が明らかにされていないという。06、07年に財務委員長だった山岡賢次衆院議員(現副代表)は、通常とは別な口座を開設、そちらに入金されたらしい。
「経理部長のチェックが必要でなくなるため、自由に使える」(井上)
09年と10年にも合計13億7千万円の支出があり、こちらも使い道は不明とのこと。いずれも民主党の内部調査でわかったという。
杉尾秀哉(TBS解説委員室長)が説明を加える。
「自民党のやり方を小沢さんが民主党に持ち込んだ。使途報告義務がない制度が問題」
つい先日は仙谷由人官房長官の事務所費疑惑が報道された。小沢グループと反小沢グループが、代表選を前にスキャンダル暴露合戦をしている節もうかがえる。このあたりもかつての自民党とよく似ている。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト