昨夜(8月30日)の菅・鳩山会談後の記者会見で、2人が強調した「挙党態勢・トロイカ体制」にスタジオ陣は疑問を噴出させた。
MCみのもんたがは「挙党ってどういう意味ですか」と杉尾秀哉(TBS解説室長)に問いかける。
「小沢グループをポストで処遇すること。小沢さんを役職で処遇するとポストで駆け引きしたように言われるので、方便としてトロイカ体制を持ち出した」
みのは「鳩山さんのおっしゃることは信用できない面がある」と切り出して、前首相が退陣した際に「首相を辞めた人間が影響力を行使し過ぎるのは良くない。したがって次の総選挙には出馬しない」と明言したことを示すフリップを掲げる。
みの「あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、伝書鳩のように走り回っていること自体にわれわれ国民は不信感を持つ」
「3か月前の騒動は何だったのか」
三屋裕子(スポーツプロデューサー)も「3か月前の騒動は何だったのか。究極の談合を見せられている。密室政治また復活みたいな感じ」と批判する。
内野雅一(週刊エコノミスト編集長)は「老害」と決めつけ、「ある立場の人が影響力の行使を引きずるのは害悪だ。言っていることがコロコロ変わっている。代表選では政策論争を堂々とやりましょうと、つい数日前、言ったばかり。なんで3人仲良く手を結ぼうとしているのか、国民にはまったくわからない」と話す。
菅によると、「トロイカ」に輿石参院議員会長を加えた「トロイカ・プラスワン」体制でやって行くつもりらしい。これからの民主党は、「反小沢」「親小沢」ではなく、「トロイカ・プラスワン」をめぐる新しい対立軸ができるのではあるまいか。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト