「すごーい! 絵を描く象だ」
ケータイ電話機のCMで、象が絵筆を鼻で握り、絵を描いてるように見えるが、はたしてあれは本物なのか。
電話機メーカーに聞いたところ、「あれは象が実際に絵を描いてます」(パナソニックモバイルコミュニケーションズ)とのことで、「とくダネ!」はタイの古都チェンマイの郊外にある「メーサ・エレファント・キャンプ」に飛んだ。
すると、CMに出演した象のトーンペット君が約10分間で白いキャンバスにCMとそっくりな花の見事な絵を描きあげたではないか。ここには象の絵の美術館があり、8頭の象が7時間かけて描いたという「大作」の風景画も飾られている。
「象だけで描いてますか、本当に?」と中野美奈子アナ。
「いや絶対に手伝ってる」と小倉智昭キャスター。
人間が象を手伝っているのか、厳密にはその反対の可能性も考えられないではない。番組の取材映像を見る限りは、絵の具をつけた絵筆を手渡すのは人間だ。そして、象が描く間、絵筆を手渡した彼が象の耳を触っていたようだったが、その触り方でなんらかの合図を伝えているとの見方があるようではある。いずれにしろ、見事な「芸」には違いない。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト