「ホメオパシーって知ってます?」と訊くプレゼンター笠井信輔アナに、「エステとかでよく聞きますね」とコメンテイターの真鍋かをり。番組によれば、ホメオパシーは多くの女性にその存在が浸透しているという民間療法だ。ただ、最近、日本学術会議などから「科学的根拠がない」などと批判を受けている。
「水を砂糖にくっつけたものをレメディーと称して、それを飲むとどんな病気でも治るという。科学的にはありえない」(日本学術会議副会長)
学術会議「科学的にありえない」と批判
こうした批判はわりと大きく報道されてるが、ホメオパシー側の話はあまりメディアに載っていない。番組はマスメディアの原則に忠実に、もう一方の当事者の「言い分」をかなりの時間を割いて伝えた。
クリニックでホメオパシーを取り入れている医師は、「一般の薬を併用し、心理効果に期待」しているという。「『癒し』の部分で、ホメオパシーは大いに役に立つと思う」
日本ホメオパシー医学協会会長は「現代の科学が計り知れないものが水のなかにある」「200年もヨーロッパで歴史がある。効かないんだったら、なぜ200年も続くのか考えるべき」などと主張。
「続くものは効くものなのか」という点では、ヨーロッパには「光るものすべてが金とは限らない」ということわざもある。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト