南米チリ北部のサンホセ鉱山で、今月5日に起きた落盤事故で生き埋めになった33人の作業員が、全員無事でいることが確認された。
ただ、地下700mにいる生存者の救出するには4か月かかるという。番組はどう生存者を励ませばいいのか取り上げた。
香山リカ「連絡取れてるのでなんとかなる」
生存を確認したのは1本のドリル。救助隊が地中700mまで掘り下げたドリルを引き上げたところ、先端に手紙がくくりつけられていた。「われわれ33人は元気だ。シェルターにいる」と書かれてあった。
ドリルの先が非常用のシェルターに到達したのだが、開けた穴からカメラを下ろすと、作業員たちの笑顔が見えた。酸素はあり、水も岩盤からしみ出てくる水で補給していた。食料もシェルターに3日分ほどあり、皆で分け合って17日間を生き延びてきたらしい。
別の穴を掘って救出する計画だが、岩盤がゆるく救出まで4か月はかかるらしい。シェルターの中は広さ50平方メートル、気温30~35度、湿度95%というから、猛暑日のなか、30畳ほどの窓なしの部屋に33人が閉じ込められているような状態だ。67歳の高齢者もいるというから、救出までまだまだ安心はできない。
ワタミ会長の渡邊美樹は「これは居酒屋のフロアーが超満員の状態。自分のスペースしかない人と同士の係わりのなかで、大変ですよ」
加藤の「耐えるための条件というのはいかがですか」の質問に、精神科医の香山リカはこう説明した。
「いつ救出されるか分からない状況では、不安とか疑心暗鬼になって異常な精神状態になるかもしれないが、もう連絡が取れ、情報が入るので何とかなると思う」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト