きのう(19日)軽井沢で開かれた鳩山グループの研修会は、民主党議員160人を集めて盛会だった。このあとの懇親会には、小沢一郎・前幹事長も顔を出し、満面の笑顔だった。
小沢系議員「これが最終戦争」
とにかくニコニコである。懇親会が開かれたのは鳩山前首相の別荘だ。先日、金賢姫が滞在したぐらいだから、近くに民家はないはずなのに、人垣がずっとできていて、拍手、拍手。小沢はこれに笑顔で答えていた。
鳩山が「挙党一致」を訴え、小沢は「国民の期待に応えるようがんばろう」とスピーチしたが、2人とも9月の代表選をにらんでるのはありあり。小沢派の議員は「これが最終戦争」「勝負は軽井沢だと言い、反小沢派は「(小沢が)やれるものならやってみたらいい」と、なんとも生臭い。
さて、これをどう読むか。ここで「教えてニュース」コーナーに移った。
三反園訓・テレビ朝日解説委員は「菅さんが再選されたとき、人事で小鳩グル-プからも(党役員・閣僚を)出しなさいというサイン。鳩山さんは機嫌がよかった。100人くらいかと思ったのに160人でしょ。キャスティングボートを握れる」と見る。
さらに「鳩山さんはフラフラしてるから、小沢さんは、また鳩山さんにも圧力をかけにいった。小鳩の数の力を菅さんに見せつける狙いでしょう」
菅首相の読みは「小沢出ない」
赤江珠緒キャスター「挙党一致とは菅さんを支えて一致という意味ではないんですか」
三反園「鳩山さんは首相がコロコロ変わるのはよくないと思っている。そこで、人事で鳩山グループの人間を入れろ、脱小沢やめろというわけなんです」
小沢本人は民主党代表選に出るのか。政治と金の問題、検察審査会の動きがある。これで絶対に勝てる状況ができるかどうかだ。菅は(小沢は)出ないと見ているのだろう。
三反園「だから、小沢派は『出るよ、出るよ』と圧力をかけている。小沢さんが出る確率は3割」という。
菅首相は22~25日に1年生議員との懇談会を設定しているが、まったく同じ日程で小沢一郎政治塾が予定されている。「踏み絵」を迫られる議員たちは悩ましいことだ。
お笑いの「ダブル・コロン」が「がちんこ勝負」でなぞかけ。
「整いました。がちんこ勝負とかけて、さむらいと解く」
「こころは?」
「真剣です」