「最近のテレビでは、途上国で井戸掘りのお手伝いをするというのがありますが」と小倉智昭キャスター。今回は日本の首都・東京で井戸を掘ってみようという温故知新な企画である。
東京・町田市にある協力者のお家の庭の一角で、一家と荘口彰久リポーターが専門家の指導を受けつつ、4日がかりで4.5m掘り進め、専門的な補強などの施工を施して完成した。
スタジオでは、荘口がその井戸水のボトルを手に持ちながらリポート。見た目は「きれいで冷たい。おいしそう」だが、水質検査の結果、細菌が基準値を超えてるため飲用には不適合なのだという。
「浅い井戸は地表の人間活動の影響を受けやすい。東京では30mは掘らないと飲める井戸水にならないのでは」(筑波大准教授)
せっかく掘ったのに――と残念ムードのなか、パワハラオグラは「飲んでみて」と荘口に要求するも断られ、「飲まないんだ」と意外そうであった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト