猛暑の夏休み、子供も大人もビニール樹脂製などのサンダルが人気だが、エスカレーターでの事故があとを絶たない。「NEWS ッス」コーナーで大竹真アナが取り上げた。
7月31日、東京・練馬区内のショッピングセンターのエスカレーターで、5歳の女児が下の段にいた母親の方を振り向いたとき、右足のサンダルがエスカレーター側面の隙間に巻き込まれケガをした。
75%が3~5歳児
東京消防庁によると、05年から今年7月までに、サンダルがエスカレーターに巻き込まれて救急搬送された子供(12歳以下)は少なくとも21人。6月から8月に集中しており、このうち保護者同伴の3歳から5歳までの幼児が75%と圧倒的に多かった。
NITE製品安全センターによると、最近はやっているビニール樹脂やゴム製のサンダルに事故が目立つという。これらのサンダルは、柔らかいうえに滑りにくく伸びやすいため、「履きやすい」と人気がある。しかし、この特徴が逆にエスカレーターの隙間に巻き込まれやすく、巻き込まれた時に足が抜けにくくなる原因になっている。
テリー伊藤は「親がちゃんとした姿勢で黄色い線の内側に立ちなさいと教えないと今後も事故は起きますよ」と言うが、黄色い線からはみ出して乗っている親だって多い。
「それとね~、これ難しいんですよ」と言うのは東大教授のロバート・キャンベル。
「後の人に右側を追い抜かれたりして、いろんなことで気付くと黄色い線を踏んで側面に触っている」
せっかちな日本人の性格も、事故の間接的な原因になっているのだろうか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト