なぜかヨーロッパが多い議員の海外視察 みのもんた「詳しく報告しろ」

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   国が年金と健康保険の保険料1兆1300億円を投じて運営したいろんな福祉施設を売却したら、2185億円にしかならなかったという日本経済新聞の記事を井上貴博アナが伝える。

「2割しか回収できず、単純計算で9115億円が消えた」(井上)

   猛烈なムダ遣いだ。片山善博(慶應大学教授、元鳥取県知事)が「だれの責任なのかきちっと問わなきゃいけない。造っちゃいましたじゃダメ」と述べる。

少ない中国と韓国

   番組はコメント陣にほかにどんなムダ遣いがあるかを聞いた。

   片山は「共済施設」。公務員専用の運動施設や保養施設、病院などのことだ。「どうして公務員専用のを造るのか」と片山は言い、「国民一般用に造ったらいい。それを充実させて公務員も楽しめばいい。一般用ができていないから、公務員だけがいい思いをする」と続けた。

   川戸惠子(日本選挙学会理事)は「国の予算の横ぐし組みかえ」とした。

「公務員専用だったら1つ造ればいいのに、各省庁が全部持っている。国家予算は横ぐしでムダがどんどん省ける」

   金井辰樹(東京新聞政治部次長)は「議員の海外視察」を挙げる。「国会がまず範を示してもらわないと」と切り出した金井が、「中国とか韓国じゃなくてヨーロッパとかが多い」と話すと、MCみのもんたが「ファーストクラスはやめたというけど、旅の内容はすごい豪華」と口を挟み、「公費で行っているんだからリポートとか記録を出さなきゃ。何月何日出発して、どのホテルに泊まって何を食べたか。誰と会ってどんな視察をしたのか」と結んだ。

   一応、視察報告書は出すようだが、出かけなくてもわかるような一般論が書かれているだけらしい。政官ともやる気がありさえすれば、ムダ遣いの徹底的な洗い直しぐらい出来ることなのだが……。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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