会社もちで「1年間日本見てこい」
特徴的なのは地域専門家を育てる制度だ。イ・ジェミョンさんは1年間を日本で過ごした。仕事なしで日本を学ぶ。47都道府県を全部まわったというが、費用はすべて会社が出す。「人生自体が変わった。そのきっかけになった」という。具体的な成果は、たとえば「日本の人ならどういう質問をするだろうかということがわかる」ようになったこと。これを完璧な日本語で話す。
地域専門家は1990年から20年間で4000人。これがいま世界の68か国に展開している。シェアはその結果の表れだ。
立花が「サムスン製品をスタジオに用意しました」と取り出したのが小さな半導体。
「これも世界一なのです」
デジカメから携帯電話、冷蔵庫に使われ、液晶パネルはテレビからパソコン画面まで。
赤江キャスター「海外に行くとサムスンの広告が多いそうですね」
コメンテーターの鳥越俊太郎「ソ連時代のモスクワの空港で見たときは、なんだかよくわからなかったが、のちバグダッドにいったら、サムスンとLGばかり。大きくていっぱいあるから、目立つ目立つ」
小木逸平アナ「人材への投資はすごいですね」
作家の若一光司「企業は大きくなると効率が悪くなるものだが、情報共有のシステムで、スケールデメリットにならない」
弁護士の大沢孝征「孫子の兵法ですね。敵を知り己を知れば、百戦危うからず。本来、日本が得意だったはずだが」
立花「(サムスンの工場で)いま日本は元気がないと言ったら、『何を言ってるんですか立花さん! 日本のテクノロジーがサムスンの支え。日本がんばってくださいよ』と言われて、思わず『カムサムニダ』」(爆笑)