肺に腫瘍ができたと思い一時は覚悟したところ、発芽していた豆だった。ウソのような本当の話を「NEWSッス」コーナーで取り上げた。
ビックリ仰天の主は米マサチューセッツ州に住むロン・スペーデン元教師(75)。5月に呼吸困難を訴えて病院へ。肺炎や脱水の症状が出ており、レントゲン検査でも肺に影があり、医師も肺がんを疑った。
ところが摘出手術をしたところ、発芽し3~4センチに伸びたエンドウ豆だった。
カイワレ大根が発芽したことも
肺の中で豆が発芽するなんてことが有り得るのだろうか。専門家によると、肺の中は生の状態なら植物が育つ条件(酸素、十分な水、10~30度の適温)が揃っているのだという。
エンドウ豆だけでなく、大豆、小豆、インゲン豆などの豆類や、カイワレ大根などの種子、モミの木などの木の芽も発芽の可能性があり、発芽したカイワレ大根が摘出されたケースもあるという。
通常は誤って食べモノが気管に入ると反射的にセキで吐き出すが、高齢者はセキで吐き出す力が弱いのでそのまま肺に残ったらしい。
この元教師はハッシュドポテトにエンドウ豆を混ぜて食べるのが好きで、その中に生のエンドウ豆が入っていたのが気管に紛れ込んだようだ。
コラムニストの勝谷誠彦「この男性は発芽したから良かった。食べ物が誤って気管に入り、肺の中で腐敗したら肺炎を起こす。寝たきりのお年寄りで一番多いのが、この誤嚥性肺炎で亡くなるケースだ」という。
これを受けて、「寝ながら食べると気管に入りやすいので、食べる時の姿勢も大事」とテリー伊藤が警告!
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト