いよいよ始まったお盆休みの渋滞。今年は14日と15日の高速料金が1000円だったり無料だったりで、一段と渋滞が長くなりそうだ。鳥越俊太郎(ジャーナリスト)が「渋滞100㎞は嫌だ」という札を出す。これに小木逸平アナが答えた。
車間距離40メートル 時速70キロ
渋滞の発生原因はブレーキ。下り坂から上り坂にかかるあたり、合流点、割り込み、トンネルに入って暗いのでブレーキというのもある。
そこで「渋滞学の権威」の登場だ。東大の西成活裕教授は渋滞を回避する2つの方法というのを唱えている。
①車間距離を40メートル以上とる。前の車がブレーキを踏んでも余裕があるし、「割り込まれてもあせらない」ですむ。
鳥越「40メートル開けると、割り込まれるんだよね」
②渋滞の5キロ手前で時速70キロに
小木が赤江珠緒キャスターに「渋滞の表示があったら急ぎますか」と聞くと、「渋滞までは急ぎます」
小木「それがいけない。ぎゅうぎゅうになると、渋滞はますます長くなる。そこで減速すること」
赤江「1台だけやっても効果がありますかあ」
小木は少しも慌てず、「10台に1台がこれを実践すると、長さ3キロ以下の渋滞なら、途切れやすくなるそうです」
赤江「へーぇ」
疑り深いやくみつる(漫画家)は「どうやって割り出したのかね」
小木「コンピューターによる複雑な計算と実際に実験もおこなってます」
東ちづる(女優)「みんなに呼びかけましょうよ」
小木「だから、いま呼びかけてます」
やく「東大で教えてもしょうがないんだから」
渋滞の定義――東日本高速道路では時速40キロ以下で、1キロ以上の車列ができて、15分以上続く場合をいうのだそうだ。つまり、渋滞でも実際は車は流れているのだ。
小木「だから、そこで車間距離40メートルを保ちながらいくと、一般道に下りるよりも早く行けるかもしれない」
東「そうなのよ、下りちゃって失敗したぁとか」(笑い)
赤江「山道で迷ったり」(笑い)
「渋滞予測」は過去のデータの集積から割り出したものなので、予測を事前に見て回避をどうするかを考えないといけないそうだ。そういってもね、考える事はみな同じで、避けたつもりが大渋滞、なんてこともあるんだよね。