歌手の宇多田ヒカル(27)は8月9日(2010年)のブログで、年内をもってアーティスト活動を休止すると発表した。
15歳でデビューしてから12年間、「過保護に守られた生活」のなかで音楽活動に専念してきた。アーティストとして色んなことにもチャレンジし、「少しは成長できた」と思っている。ただ、音楽中心の生き方をし始めた15歳から、「成長の止まっている部分」があり、それは「人として、とても大事な部分」だという。アーティストとして今後も進化するためには、「音楽とは別のところで、人として、成長しなければなりません」と考えた。
活動休止の間は「人間活動」に専念する。「新しいことを勉強したり、この広い世界の知らないものごとを見て知って感じて、一個人としての本当の自分と向き合う」ことで、「結果的にはアーティストとしての私の成長につながるはず」という。
「2年になるか、5年になるか、わからないけど、一回り大きくなって帰ってくるから。少し時間をください」
年内は新曲をリリースしたり、テレビCMに出演したりして、「ぱ~っと音楽活動したい」と綴っている。