日韓併合100年「首相談話」 菅内閣には『渡りに船』

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   政府は日韓併合100年の節目に首相談話を公表するようだ。その中で菅首相は、韓国への植民地支配について、(1995年の)「村山談話」を踏襲し、「痛切な反省の意」と「心からのお詫び」を表明するとともに、宮内庁が保管する朝鮮王朝文書を韓国へ引き渡すことを発表するという。

朝鮮王朝文書も返還

   杉尾秀哉(TBS解説委員室長)が「『村山談話』はあるけど、今回は日韓併合100年に合わせて、韓国との2か国関係において、もう1度文書を出そうということのようだ。過去の話というより、未来志向の談話にしたいらしいが、与党の中にも異論がある。補償問題を蒸し返すとか、いろんな見方がある」と説明する。

   MCみのもんたが「仲良くするしかないですよね」と、コメンテーターの金井辰樹(東京新聞政治部次長)に問いかける。

   「文化財は本国へ返してこそ輝きがある。難しい話を抜きにして返した方がいい」と答えた金井は、「政権はねじれ国会でがんじがらめになっている。首相談話は内閣の決定でできる。政権の意志を示す意味でも、総理の談話とかは、菅政権の生きて行く道として大いにあるかもしれない」とつづけた。

   当面、内閣はそうした方向に活路を見出そうとするつもりでは?

   高木美也子(日大教授)は金井のコメントを踏まえて、「ボストン美術館に日本のいい物がいっぱいある。ああいう物も返してほしい気がする」と述べた。

   「お詫び」だけでなく「要求」もしっかりするべきだろう。 

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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