石原都知事「金のために親を見捨て弔いもしない。落ちるところまで落ちた」

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   「消えた」高齢者が日を追うごとに増えている。JNN調べで現在52人だという。

   所在不明の拡大が明らかになるにつれて、年金の不正受給が疑われるケースが浮上している。この問題の発端となった東京・足立区のミイラ化した遺体男性(111歳)の遺族は、男性の妻が死亡した時点で、妻の遺族共済年金を男性が受けとれる申請を出していたらしい。また、生きていれば都内最高齢とされる杉並区の女性(113歳)は20年以上も所在不明だが、亡くなった夫(元東京都職員)の遺族手当が、女性の家族の口座に振り込まれていたといわれる。

親の年金あてにして働かず

   東京都の石原慎太郎知事は「みんな金のために自分の親を見捨てたり、死んだことも報告せず、弔いもしない。どういうつもりなんだ。日本人は落ちるところまで落ちた」と吐き捨てる。

   番組ゲストの結城康博(淑徳大学准教授)も「親の年金をあてにしながら、自分は働かない家族が増えつつある」とし、「価値観が変わってきている」と述べる。家族関係も経済優先ということか。

   海外メディアも「高齢者天国日本のイメージに泥」(韓国)、「日本の人口統計に疑問」(イタリア)など、今回の事態を「スキャンダル」と見なしているという。

   「偽りの長寿大国」の実際の平均寿命は何歳くらいなのだろうか。 

文   アレマ
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