アイスランドのプロ・サッカーチームがYouTube(ユーチューブ)を席巻している。といっても、プレーではなく、ゴールの後だ。この動画は「規約違反」の理由で削除されたものなど、異名がついた複数のファイルを含めると、再生回数は優に1000万回の大ヒットを記録した。
1000万回ヒットはアイスランドのチーム
選手の1人を魚に見立てて「魚釣り」をするというゴール・セレブレーションだ。リールを巻いたり、記念撮影を行うなどの動きはじつに念入りで、パントマイムさながらだ。このチームはこうしたパフォーマンスが名物になってるという。
ところで、「セレブレーション」動画ではほかにどんなものが人気なのだろうか。さっそく調査した結果、単独(コンピレーションではない)の動画では、「Fail」シリーズが上位に名を連ねていた。動画界では「珍プレー」が好まれる傾向があるが、セレブレーションであってもそれは変わらないようだ。
再生350万回の「Goal Celebration Fail」http://www.youtube.com/watch?v=ZVzdUGzbOYIは、PKを決めた選手が大喜びでピッチ駆け回る。おそらくは、きわめて重要なゴールだったのだろう。同僚が文字通り、空飛ぶ勢いで飛びついてきた。が、得点者はまったく気づかず、完全に入れ違いの格好に。カメラは得点者を追っているため、「フライング・チームメイト」のその後は不明だが、コメントでは「彼は死んでしまったのか?」と心配する声が寄せられている。
「Goal Celebration FAIL」http://www.youtube.com/watch?v=VnJuLqVsJQUのほうは、多くの選手がサイドライン際でセレブレーションをしてる間に、キックオフ。大慌てで引き返すも、わずか10秒足らずで相手にゴールを決められてしまったというもの。 サッカー関係者の間では、過激なセレブレーションに対して、スポーツマンらしくない、やりすぎとの批判も一部あるという。たしかに、そこで怪我をしたり、得点を取られてしまうようではまさにぬか喜びだろう。
ボンド柳生