総理として迎える初の予算委員会で、菅総理は「反省しております」「お詫びを申し上げなければいけない」を繰り返し、低姿勢を貫いた。
杉尾秀哉(TBS解説委員室長)は「菅さんはガンガン追及するタイプで、威圧的なんだけど、全くその形跡はなかった」と言う。
あいまい答弁
低姿勢なだけでなく、答弁が曖昧だったことを、MCみのもんたがパネルを手に説く。
谷垣自民党総裁が、政治とカネの問題で鳩山前総理と小沢前民主党幹事長が証人喚問に出るように、指導力を発揮すべきではないかと求めると、総理は「国会の中で議論していただくのが慣例」と、はぐらかす。
また、石破政調会長が普天間移設に関して、8月末までに工法・位置を定めるという日米合意の方針に変わりはないかと質したのに対しては、「沖縄の皆さんの理解を得ることを含め、いくつかのプロセスが必要」と、11月の沖縄県知事選後までの先送りを臭わせた。
内野雅一(週刊エコノミスト編集長)は「かみあっていない。もう少しリーダーシップを発揮してもらわないと」と、総理の態度を批判。杉尾が「9月の(民主党)代表選まで低姿勢で過ごそうというのが見え見え」と評すると、みのが「代表選は何人か立ちますか」と話を転じた。
「出るでしょう」と杉尾。
「結局、菅さんになると思う」と、内野は踏み込んだ予測をした。
予算委が終わると代表選一色? 「仁義なき戦い」が繰り広げられることだろう。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト