また虐待殺人?ゴミだらけの部屋に幼児2人の腐乱遺体

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   「けさ(30日)入ってきた事件の速報からお伝えします」と、番組冒頭で笠井信輔アナが大阪市内のマンションで、2人の幼児の腐乱遺体が見つかったニュースを取り上げた。

   事件があったのは大阪市西区のマンションの3階ワンルームの部屋。異臭がするので、同じフロアに住民が管理会社に届け出た。調べたところ、部屋の床に3歳ぐらいの男の子と2歳ぐらいの女の子の遺体が腐乱した状態で横たわっているのが見つかった。

   駆け付けた番組のカメラマンが撮影したベランダの様子を見ると、レジ袋や食品が入っていた容器などが散乱し、まるでゴミ捨て場。

   この部屋には20代の女性が住んでいたが、部屋にはいなかった。

数か月前まで赤ちゃんの泣き声

   同じフロアの住民の話では、今年冬ごろからベランダで異臭がし、昼夜問わず赤ちゃんの泣き声が聞こえ、住民から苦情が出ていた。その泣き声も5、6月ごろから聞こえなくなったという。

   ノンフィクション作家の岩上安身が次のように推測した。

「ベランダがゴミ屋敷の状態にあるのは、生活が崩壊、仕事もうまくいかないということで、日常の習慣が壊れつつあって、子供に対するケアもできない状態だったということでしょう。 こうした連鎖が子供の悲劇に繋がっていったのかもしれませんね。もしかしたら、子供たちへの虐待が行われていたかもしれない。通りすがりの犯行ではなく、込み入った事情がありそうな気がする」

   また幼児虐待か。警察はここに住んでいた女性が何らかの事情を知っているとみて行方を捜している。今や、気になるほどの子供の泣き声を聞いたら要注意、異臭がした時はもう遅い、そんな時代になってしまったのか。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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