番組終了直前のトークコーナー「もちょっと言わせて!」で、赤江珠緒キャスターに言い残したことを聞かれて、コメンテイターの田中喜代重弁護士は「大相撲でしょうかね」と相撲にモノ申しだした。
テカテカの顔とギラギラのメガネを光らせ(不幸中の幸いなことにバッジはつけていなかった)て、ニヤニヤぺらぺらと喋る。この酷く暑い夏に見ると、無性にうっとうしい――というよりは暴力的な情動が沸きあがってくるほど腹立たしいタイプではある。
さて、昨日千秋楽の名古屋場所は、いつも通り白鵬の優勝で閉幕したのだが、そのウラで角界をクビになった琴光喜の親友激白などが、今日の番組では報じられていた。
田中はその琴光喜について、「かわいそう。解雇は行きすぎだったんじゃないかなあ」とニタニタ。そこに「ボクもそう思うねえ」と鳥越俊太郎がぽつりと賛同する。
「真っ白を求める社会はどうかなと。多少、まだらもイロイロあっていいんじゃないか」
こちら、顔色は日焼け風に保っているのだが、声色のほうは健康溌剌そうな印象からはほど遠く、まるで寒さに凍えてる人のようではある。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト