輸入ウナギに「新顔」 タスマニア産は天然だけどちょっと…

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   きょう26日は土用の丑の日。うなぎには災難の日だが、人間様はそんなことおかまいなしーーかと思ったら、異変が起こっていた。うなぎが品不足で価格が高騰。不足を補うのに、思わぬ産地が現れた。

   巣鴨の老舗、「八ツ目やにしむら」に岡安弥生アナが行った。あくまで国産にこだわるという店主は、「今年は暑すぎてダメだね」という。品不足で仕入れ値が2、3割上がったが、「値上げはしないでがんばっている」と汗をふきながら言う。

普通の4倍の大きさ

   高騰の原因は稚魚(シラス)の減少だという。昨年6月の水揚げは24.7トンだったが、今年は9.2トン。これで卸値はキロ1771円が2254円にはね上がった。国産のほかは、台湾産、中国産などが主だが、これらは値段で実質購買層の住み分けになっているが、主力の国産の減少は消費者にも混乱をもたらす。どうしても国産志向が強いからだ。といって、ないものはない。

   先週開かれた「シーフードショー」もこれが話題の中心になった。まず、独立行政法人「水産総合研究センター」が、世界で初めてウナギの完全養殖に成功したと発表した。シラスではなく、卵からの養殖は40年以上も研究されてきたが、不可能といわれていた。

   実際に商品として養殖されるまでにはまだ10年以上もかかるということだが、そこまでたどり着ければ、国産うなぎの安定供給が可能になる。「にしむら」もひと安心となるだろう。

   もうひとつの話題は新たなウナギ産地だ。インドネシア・ジャワ島では日本の会社がウナギ養殖をやっていて、日本産に近いという。オーストラリアのタスマニアからは天然うなぎが入って来た。これがスタジオに登場した。

   末吉竹二郎(国際金融アナリスト)、小谷実可子(スポーツコメンテーター)、杉尾秀哉(TBSテレビ報道局解説・専門記者室長)がすでにハシをつけていたが、水槽のなかに国産と台湾産のうなぎ。もうひとつ大型の水槽のカバーをはすすと、これがタスマニアの天然うなぎ。

   司会みのもんたが「なまず? でかいなぁ」

   普通のうなぎの4倍はある。久保田智子アナの解説では、自然のミネラル豊富な川に生息しているのだそうだ。

   そこで食べ較べ。みのはまず巣鴨の「にしむら」から。

   「うーん、にしむらだぁ」

   次がジャワ産だ。みのはハシをつけたが、「うん、にしむらにしよう」(笑い)

   さらに久保田はタスマニア産を勧める。うな重でも、半身の開きだけで重箱がいっぱいになってる。

   「身も厚いね」とみのは恐る恐るひと口。

   「うん、にしむらにしよう」(笑い)

   久保田は「タスマニア産は大きいので、から揚げとか赤ワイン煮などでもいただける」という。

   みの「ボクらは国産に慣れているからね。でも味はそれぞれおいしい」

   ともかく、今年は蒲焼きの卸値が3割アップ。とはいえ、スーパーやコンビニにも並んでいて、値段での住み分けはできている。

   番組が終わってのCMはうなぎで、うな丼580円だった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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