大人よりやられやすい子どもの「熱中症」

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   異常な猛暑日が続くなか、22日も400人以上の人が熱中症とみられる症状で救急搬送され、5人が亡くなった。

   そこで、大人が気付かなければいけない子供たちの熱中症対策を取り上げた。田中大貴アナが訪れたのは東京都内の公園。炎天下の気温は39度だが、親子連れの姿が目立つ。

地面に近い分危険

   田中アナが大人と子供とで地面からの反射熱にどれほど差があるのか計ってみると、大人の顔の高さ(地面から1.5m)は37.1度、子供の顔の高さ(地面から1m)だと39.9℃、足元だと42.6度もあった。子供は地面に近い分、影響を受けやすい。

   では、お母さんたちは子どもの熱中症対策を何かしているだろうか。ベビーカーを引いた親子づれに聞いてみると、「特にしていません」。で、ベビーカーの中を温度計で計ると43.3度もあった。

   なかには、ベビーカーのシートの下にアルミシートを敷き、下からの熱を反射させている親がいて、計ってみると32.1度だった。

   さらに、田中は子供たちが遊んでいる千葉県柏市の公園に移動。午後3時、気温は35度だ。そこで、帽子をかぶっていない子供とかぶっている子供でどれだけの差があるか計ってみると、かぶっていない子供の頭は45.4度、かぶっている子供の頭は31.6度と大きな差があった。

   炎天下の公園のすべり台は54.1度、ブランコは42.7度、砂場は34度……。大人が気付かないうちに、子供たちが熱中症の危険に晒されているのがよく分かる。

   田中は「体の小さな子どもは、アッという間に体に熱を帯び熱中症になることを、大人はしっかり認識してほしい」と締めくくったが、笠井信輔アナも「絶対に帽子はかぶらなければ」とダメ押し。

   猛暑日が続くなか、親御さんは子どもの熱中症にご注意を!

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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