夏のバーベキュー要注意!着火剤で大やけど

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「予想以上に危ないんですね」

   笠井信輔アナがこう呟いたのが、ジェル状着火剤による事故。愛知県大治市の空き地で、近所の家族ら10数人とバーベキューをしていた22歳の女性が、顔や首に大やけどを負う事故があった。

   愛知県警によると、着火剤を火のついた炭に直接かけたところ、気化した着火剤の火が女性の服に飛び散り、燃え移ったらしい。

塗って放置すると爆発

   原因となったジェル状の着火剤は、炭などの火を起こしやすくするために補助的な燃料として使用されている。手軽で便利なため利用者が増えているのだが、使い方を間違えると大事故につながりやすく、その危険性は以前から指摘されていた。

   国民生活センターが9年前に行った実験でも、着火剤を塗った炭を15分間放置した後、点火用の火を近づけると、気化したガスに引火し爆発した。

   夏本番を迎え、河原でバーベキューを計画している家庭も多い。日本バーベキュー協会は使い方について次のような注意を呼び掛けている。

「着火剤を塗った炭をいちばん下の部分に入れるのが正しい使い方です。着火剤だからすぐに火が付きますが、炭に火が移っていないように見えるので着火剤を継ぎ足してしまう。メチルアルコールが主成分のものが多く揮発性が高いので、絶対に継ぎ足さないでください」

   むかし炭に火を起こすのは、新聞紙を用意するのが普通だった。これだと事故はまず起こらないのだが……。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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