またうなぎ産地偽装、今度は2年前「偽装は迷惑」と怒って見せた会社だって

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   「これは大きな裏切りですよねえ」と赤江珠緒キャスターが憤るのは、ありがちな食品偽装。うなぎ卸大手のセイワフードが、台湾から来たうなぎを国内産と偽っていたというのだ。

   いまや日常茶飯事なニュースだが、ちょっとばかり山椒がきいている。2年前、他の業者の似たような産地偽装が判明した際、日本鰻輸入組合の副理事長だった同社社長は会見で、「われわれ正常な取り引きをしてるところは非常に迷惑なんですよ」などと憤りを見せていた。そのウラで、同社は2008年から今年5月まで産地偽装を続けていたらしいのだ。

おいしくても売れない輸入もの

   消費者に非常に迷惑な偽装がとまらない理由はなんなのか――。番組が国産と輸入物を扱ううなぎ料理専門店に聞いたところ、「(両者に)差はなく、おいしく召し上がっていただける」(店長)。近年は輸入物の質の向上が著しいのだという。

   しかし、別の関係者に言わせれば、中国産の冷凍餃子事件以来、「輸入物は売れない」のが現実だそうな。「硬いうなぎだろうが、色が悪いうなぎだろうが、どんなものでも『国産』と言えば売れる」というから、「国産」のうなぎはますます増えていきそうだ。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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