「洗濯機虐待・絞殺母親」積極介入しなかった久留米市に問題ないか 

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   リポーターの阿部祐二が「加藤(浩次)さん、虐待です」と報告したのは、福岡・久留米市で起きた、母親(34)が5歳の娘を絞殺した事件。6月27日、団地の自宅で首にヒモを巻いて絞めたとされる。母親から「娘を殺した。もう生きていられない」というメールを受けた友人が警察に通報、警察が2人の行方を捜索していたところ、長崎・平戸の港で母親のクルマを発見、翌日、娘の遺体を抱えながら繋留ロープにつかまり、海に浮かんでいる母親を見つけたという。

接触拒否され「常習性低い」と判断

   阿部の説明によると、母親は2年前に離婚して娘と団地で暮らし始めた。母親の職業は明らかにされないが、保育所の話では、午前2時ごろに娘を迎えにきたこともあったらしい。

   娘を預かった保育園や民間の託児所は、顔や足首の青アザなど娘が暴行された痕跡に気づき、市に連絡していたが、市は「常習性が低い」として積極的介入は控えていたようだ。

   コメンテーターの八代英輝(弁護士)は、「児童虐待防止法の通報義務の要件として、常習性という言葉はない。1回でも虐待があったら本人に確認して経過観察するべき」と、市の対応に疑問を呈した。

   キャスターのテリー伊藤は「虐待しているかどうか市の人が判断するのはむずかしい」としながら、「母親に『何か悩みはないですか』とか、話を聞くことがたいせつだ」と言った。

   警察の取り調べに対し、母親は「しつけのためにやった。死ぬとは思わなかった」と殺意を否定する一方で、「娘を洗濯機に入れて回した」と供述しているともいう。鬼母的所業というしかないが、動機は何だったのか、番組には触れてほしかった。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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