収容されていた更生施設を脱走し、2年間の逃走中にファンクラブができ、グッズも販売され超有名になった泥棒少年がとうとうFBIに御用になった。
アメリカで話題沸騰しているというビックリ仰天の逃走劇を笠井信輔アナが伝えた。
捕まったのは「はだしの泥棒」と呼ばれている19歳の少年。アメリカでは実名、写真付きで報道されている。2年前にシアトルに近いワシントン州カマーノ島の更生施設を脱走。移動手段として盗んだ乗り物は、高級乗用車9台、トラック3台、高速ボート5艘、セスナ機5機。これらを自ら運転し、最後は盗んだセスナ機で1600km飛び、バハマのハーバーアイラント沖に胴体着陸して御用となった。
高級車、セスナで2年間逃げ回り
空き巣に入った先ではパソコンで捜査情報を収集し、木の上で生活。盗んだパソコンで飛行機の操縦を覚えたという。
捕まった時の少年の母親のコメントもいかにもアメリカ。「今度逃げるときはパラシュート付けてね」
タレントの眞鍋かをり「なぜ有名になったのかしら」
笠井「この逃走が逐一報道されて、人を殺さず、FBI のウラをかくような少年に痛快さを感じたのでしょう。『逃げろ』『逃げろ』という応援も盛んだったようです」
ファンクラブの会員は8万人に達し、関連グッズもTシャツやエコバッグなど10種類以上にのぼっている。映画化も検討中で、母親は息子の本を出版予定という。
とはいえ、少年は被害総額3億円にのぼる窃盗容疑者。禁固3年で更生施設に入っていたのだが、今度は禁固15年の刑は免れないとみられている。
少年は逮捕された後、集まった群衆の前に手錠をはめられた姿で登場したが、顔を隠すように終始うつむいたままだった。
これを見てキャスターの小倉智昭
「これだけ見せものになっても、捕まった時はやはり顔を隠すんでね」