「地球温暖化のせいじゃないの」とみのもんたが繰り返し言っている異常な雨。きのう(14日)は九州、中国がやられた。広島では、野生のシカが川に流されていくかわいそうな映像もあった。
直接の被害もさることながら、野菜の生育への影響も深刻だ。東京の市場でも、レタス、水菜、ニラなどが品薄で、2~5倍の値段になった。スタジオに持ち込んだ野菜の値段――。水菜158円(先月30円)、ほうれん草128円(88円)、長ネギ198円(128円)、ニラ78円(38円)、レタス100円(50円)といった具合だ。
気象予報士「お天気は変えられません」
各地の状況はさまざま。長崎では日照が少なく、葉ものが育たない。ほうれん草、小松菜などが、腐ったり、病気になったり。
長野・北相木村では、白菜畑一面に切り捨てられた白菜がそのまま放置されていた。雨で育ち過ぎて、いわゆる過熟というヤツ。中に黒い斑点ができて、商品価値がなくなったという。そこで、切るだけ切って、朽ちるのをまっているのだと。なんとも無惨。
東北はときならぬヒョウの被害だ。岩手・岩手町では、ほうれん草の葉が穴だらけになって壊滅状態。被害はキャベツ、葉タバコ、大根、ピーマンにも及ぶ。畜産も含めると、被害は1億円を超えるという。青森ではリンゴを直撃。ヒョウは直径1~1.5センチもあったという。
漁業にも被害が出ている。熊本では、赤潮のためにブリ、シマアジ、カンパチなど41万尾以上が死んだ。海面に死骸が浮かんでいる。天草市では被害額6億円以上という。今後天候がよくなると、赤潮が広がるおそれがあるそうだ。
みのが「なんでヒョウなの」と聞く。
気象予報士の森朗は「雨が降りやすいうえに、上空に寒気が入ってますから」と局地的豪雨、気温の乱高下、日照不足をあげた。今後も西日本、東日本では台風が来るかもしれず、北日本は冷夏の可能性もあるという。
みの「防ぎようないの」
森「お天気は変えられません」
みの「あれだけ白菜やキャベツ作って、腐らせるしかないなんて、もったいないよねぇ」
森「ヒョウだけは、危ないというのはわかります」
みの「わかるの?」
森「雷注意報に注意してください。局地的な雨、突風、ヒョウが同時にありますから」
みの「といって、そのときだけ畑に覆いをするわけにいかないもんねぇ」
こいつは案外、大変なことになるかもしれない。