きのう(7月13日)に引き続いて今朝も、コメント陣が「ねじれ国会」について意見交換する形になった。
司会のテリー伊藤は解散を予測する。「内閣支持率が35・6%に落ちた。民主党にとっては非常に厳しい。民主党は公務員制度改革で、みんなの党と連携できるみたいなことを言っているが、みんなの党は地方公務員の数も給料も2割減らすと唱えている。自治労を支持母体とする民主党にそれがはたしてできるのか」と語り、総選挙の可能性が高いと見る。
国民が選択した「ねじれ」
ロバート・キャンベル(東大教授)は「連立を組み替えるか、政策ごとに協力を得るかの2者択一になろう」として、「みんなの党と部分部分でその都度、ピンポイントでやっていくのでは」と推測する。
おおたわ史絵(内科医)は「『ねじれ』を選択した国民にも責任の一端はある」と言う。現実を受け入れるべきだ、というわけである。きのうの香山リカ(精神科医)も同じ見方をしていた。女性は現実追認の傾向が強いのか。
MC加藤浩次は「参議院のあり方を問題にした方がいいのでは」と、解説役の日本テレビ政治部・青山和弘記者に振った。
「日本の政治が『ねじれ』で死に体状態になっていいのか、すべての参院議員が考えて、今までにない新しい政治の文化をつくり上げないと、国民の政治不信が強まる結果になる」
しばらくは与野党とも相手の出方を見守る「膠着状態」がつづくのではあるまいか。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト