占いタコ「パウル」のタネ明かしに挑戦実験

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   FIFA・W杯で地元ドイツの勝敗を8戦すべて的中させたタコの「パウル」はなぜ占いが当たったのか。どこかに仕掛けがあるはずと、笠井信輔アナが半ば本気になって購入したマダコで実験を行った。その結果は――。

わかるのは色の濃淡

   「銅像にしよう」との話が持ち上がるなど、パウルの人気はタコなのにウナギ登り。日本でもプロ野球のヤクルトが、今シーズンのクライマックスシリーズに進出できるかどうか占ってもらうため、正式オファ―を検討中という。これを聞いたファンは、パウル人気に便乗したお手軽な策に、「えっ、マジっすか。占う前に(ヤクルトが)実力つけたほうがいいね」とまったくその通りの指摘をする。

   問題はパウルがなぜ選んだ国旗のチームが勝ち、100%的中できたのか、好きな国旗でもあるのか。

   タコの生態に詳しい鹿児島大の川村軍蔵名誉教授によると、マダコはカラーの識別はできない。識別できるのは色が薄いか濃いかだけだという。

   タコが好きなのは『暗』というわけで、ドイツと対戦した8か国の国旗の『明』と『暗』を比べると、オーストラリア、ガーナなど6か国はドイツ国旗のほうが『暗』だった。

   しかし、ドイツ国旗より『明』のセルビアとスペインも選んでいて、この説も説得力はいまひとつ。メンツにかけても究明したいと、川村教授は明と暗の中にも好きな濃淡があるのではないかと実験を重ね、論文に発表した。

   それによると、タコが好きな色ベスト3は1位黒、2位赤、3位橙。なんとドイツの国旗だったのだが、これではセルビア、スペインの説明がつかない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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