相撲協会の「ガバナンスの整備に関する独立委員会」のメンバーに、「スッキリ!!」火曜日のレギュラーコメンテータ-・渡邉美樹(ワタミ会長)が選ばれた。リポーターの大竹真によると、メンバーの11人は「学者やスポーツ界の有識者、反社会的勢力対策の専門家、市民代表などで構成された」と言う。その役割は「危機管理、経営管理、広報活動の強化」だ。
ビジネスモデルを提言
大竹に促されて渡邉が捕捉説明を加える。
「国技の信を取り戻し、持続可能なビジネスモデルを提言できたらと思って引き受けました。でも、現実には権限も責任も何をやるかも明確になっていないんですよ。
独立委員会のテーマは経営そのものだが、経営全部を誰がどうやってやるのか、独立委員会がどこまで関わるのか、改革は中が変わろうとしない限りかわりません。協会が変わりたいというのをわれわれがお手伝いをするのか、あるいは、われわれが入っていって全部ぶっ壊してやるのか、僕は前者だと思っているんです」
聞いていた司会のテリー伊藤は、「心配なのは、渡邉さんが入ることで一見、ガス抜きになること」として、「問題は協会が何をやるかだ。ダイエットと一緒。本人にやる気がなければ、いくら回りが囃しても変わらない。協会側が改革を望んでいるのかどうか疑問」と話す。
7月16日に第1回目の会合が開かれるそうだ。
「その段階で、大相撲が変わろうとしているのかどうかを含めて、何かがわかるでしょう」(渡邉)
ここまでの経緯をみると、テリーの見方が当たっているように思える。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト