日本敗退でもう終わり?テレビはサッカーの国際性に気付け!

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   <サッカーW杯中継>W杯で日本代表は残念ながら決勝トーナメント1回戦で敗退してしまったけれど、大会前に思っていたよりよく頑張ったというのが大方の感想じゃないだろうか。そして、いよいよあす11日は「オランダ対スペイン」の決勝戦だ。アルゼンチンがここにいないのが、ファンの私としてはなんとも残念! でも、世界でトップクラスのサッカーはどこの国同士だろうが、見ていてメチャクチャ面白い。

   日本戦がなくなった後も、テレビの視聴率が驚くほど高いのは、多くの日本人がやはりそう感じているということだろう。

若い人に開放感と一体感

   大会屈指の好カード「アルゼンチン対ドイツ」の視聴率は23・9%だったという。「オランダ対ブラジル」も15%近かった。日本戦に比べればかなり低いように見えるけれど、いまどきスポーツ番組でこれだけの数字を叩き出すのは至難の業で、日本のサッカーファンがいかに目が肥えてきて、素晴らしいプレー、スリリングなゲームには、国に関係なく惜しみなく拍手を送り、熱くなっているかがわかる。

   とりわけ、若い人にとっては実に楽しいお祭りになっているんじゃないか。東京・渋谷あたりはちょっと羽目を外しすぎのこともあったらしいが、パブリックビューでみんなで騒ぐ、友達と会えば話はもっぱら前夜の試合。若い人が頭を押さえられているようないまの日本だけに、このお祭りは開放感と一体感を味わえる他にない時間になっているのだろう。

   いや、若い人にかぎらない。オジさんやオバさんだって興奮している。世界中が興奮している。今回のW杯で、あらためて世界中が一緒になって熱くなれるのは唯一サッカーだということを実感させられた。

   これだけ選手も見る側も国際化しているというのに、テレビ局はまだそのことがわかっていないんじゃないか。日本が敗退したとたんに取り上げることが少なくなり、W杯はもう終わったといわんばかり。サッカー好きとしては、まだまだ日本戦のように専門家に試合予想や選手の紹介をして欲しいのだ。もう少し、純粋にスポーツの持つ楽しさ、美しさを伝える番組があっていいように思う。

      ボール1個 世界を揺らす 魔術師だ

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