「上州戦争」今や昔 50年来の宿敵応援「フフフ……」の元首相

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   最近の朝ワイドではめったに見かけなくなった福田康夫元首相が、番組の参院選・注目選挙区特集「群馬」でフィーチュアされていた。

   くだんの地、上州は今回から定数が2人から1人に削減され、現職のどちらからが必ず落選するというシビアな選挙区。さて、落ちるのは、民主党の富岡由紀夫か、自民党の中曽根弘文か。

「レベル低いな」と相変わらず

   そこで、その中曽根の選対事務長がオドロキの福田なんである。「わたしが中曽根さんを応援するのははじめてですよ。わかるでしょ?」とスピーチでニヤリとする福田。群馬の選挙といえば、中曽根と福田が熾烈に争う「福中戦争」が親の代から50年モノの名物だったが、それも今は昔だ。「(福中戦争の遺恨は)小選挙区制で一切なし」(福田)。選挙方式の変更が仇敵との縁を取り持った。

   「(中曽根と)仲は悪くはない?」との(番組)取材者の質問には、「あ、そういうくだらない目で見てるのか。レベル低いな…フフフ」と含み笑い。大所高所からのイヤミ節が健在なところを見せつけていた。

文   ボンド柳生
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